白バラは散らず

インゲ・ショル著「白バラは散らず」のリデザイン本です。この物語を読んだ時、登場人物らが自分の命を恐れずナチスに対抗していく姿を称えたものだと感じました。そこで制作のテーマを「功績記録」とし、記録書と言う意味を込めて日本書紀をイメージして制作しました。本の大きさと和綴じの製本方法はこのテーマに基づいています。自由が許されなかった当時の時代をページノンブルと柱で統一感を出して表現しました。章の扉のページでは章が増える事に1本ずつ線が増えていくデザインになっています。ビラの内容の部分では書体を変え横書きにして、印象に残ったセリフを強調して表現しました。

森谷花菜
/ MORIYA Kana