同志社女子大学メディア創造学科進級制作展
Neo -ニオ-

作品は一つのスナップショットのようなもの

髙木毱子 (同志社女子大学メディア創造学科准教授)

作品をつくることは、自分自身と向き合うことを意味する。
テーマの選択とコンセプトの策定から作品制作が始まるものの、このプロセスは、周囲からも自分自身の状態からも左右される。

トレンドだけでなく、その時々の社会の問題や課題、まとめて言えばその時代の空気がフレーム(枠)の様なものとなり、制作者個人の興味、経験、視覚的アーカイブ(それまでに見てきたもの)、能力と技術、創作意欲、そしてもちろん精神状態を作品は写し取る。
それは、振り返っても再現できないスナップショット。
メディア創造学科の学生は、作品制作を在学中に何度も行う。ただし、その作品を授業外で見せることは稀である。

自分の作品を他者に見せるには、勇気がいる。作品を他人に見てもらい、評価してもらう事は自分の一部を曝け出す様な行為だからだ。

ただし、自分の思い、可能性、そして実力を発揮する為にはこの様な発表の場が欠かせない。進級制作展はその様なステージを与えてくれる大事な機会だと思う。

2021年の合同スナップショットは何を映し出すのでしょうか?

開催情報

会期
2022年2月12日(土) – 2月14日(月)
10:00〜16:00(最終受付15:30)
会場
同志社女子大学 京田辺キャンパス
聡恵館ラーニング・コモンズ
知徳館6号棟1階 C163 mscギャラリー
知徳館3号棟4階 C431 スタジオ

森ゼミ作品


余田ゼミ作品


髙木ゼミ作品


有賀ゼミ作品


展示のようす